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権利と義務と後悔と

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人は権利を行使する際に、常に一定の義務を負う、という考え方がある。例えば金を貸した人物は、その金を返してもらう権利があるが、一定期間、借金返済の請求をしないと、その権利を放棄したと見做される、なんていうのとか。

例えば『何らかの被害者は第三者機関から保護を受ける権利があるが、そのためにはその機関に実情を詳しく話さなければならない』、という考え方はどうだろうか? 簡単に言えば第三者機関というのは警察の事を言ってるのだが、とするとこの権利を後者の義務を果たすのが嫌で放棄する人の割合が最も多いのは、まぁ恐らく『強姦された女性』という被害者なんだろう。だからこの世の中には「泣き寝入り」なんて理不尽な事が頻発してしまっているわけだが、しかし一方で、犯人を捕まえたかったらやっぱり義務を果たしてくれなきゃ、警察としたってどうしようも無い筈なのである。

話は大きく変わって自分の話になるが、僕は22年間ほど生きて来て、今は周りの人間に何でも喋るゴシップ好きな人間だと思われていると思うが、それでも僕は自分の口にした事の中で本当に後悔しているのは人生で2回しかない。僕は何かを発言する時、一応はそれが廻りまわって誰の耳に入っても構わない、という覚悟で話しているつもりである。これは例えば飲み屋か何処かで1対1で話しているような事でもそうだ。つまり僕は何かを発言する権利を得ている代わりに、誰の耳にも入る可能性がある、という義務(この場合はリスクと言った方がいいか)を負っているつもりなのだ。まぁ僕としては「理性で生きる」っていうのは、そういうように堅いルールを敷いて生きる事かな、なんて思ったりしてるわけで、しかし「でも2回は破ってんだろ」とか言われると何とも言えないのだが。

あぁ、本当に何とも言えねぇな。だから、『本当に後悔している』と書いたわけなんだけど。


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