MENU TOP ABOUT DIARY COLUMN HOBBY NOVEL WORD BBS

ネズミ講に誘われて

COLUMN MAIN

初めてネズミ講に誘われました。記念にメール内容や送信者のアドレス等を公開してしまいたいと思います。


送信者:rei
メールアドレス:rei_0117@k8.dion.ne.jp
件名:こんにちは(*^_^*)
内容:とりあえず、最後まで読んでみてください。
ここからがあなたの人生を変える第一歩です。一緒に頑張りましょう! ・・といっても私は懸命に努力をする事も面倒な事も苦手なほうです。”少しの時間でほんの少しのやる気と気軽な気持ち”を持って始めていただきたいと思います。
では、詳しい内容をお話させて頂きます。「リピート・スリーR(Repeat Three Renewal)」とよばれるビジネスゲーム、ご存知でしょうか? 少し長くなりますが、その内容をおはなしさせていただきます。
これはマネーゲームです。こんなモン真面目に考えたって無駄です(笑)やるか、やらならいか、どうせダメ元、元手はたったの3000円。
私のPCに「3人の参加者の口座に1,000円ずつ振り込むだけで数週間後には大金が手にはいる!」という1通のメールが届きました。貴方の所にも一度は来た事ないですか?
大金? どうせネズミ講みたいなものでしょ? と思いましたが、『手元3000円が数週間後には大金!』という言葉に引かれ、ひと通り読みとおしてみました。
読み終わってそんなオイシイ話があるの! と思ったのですが、まあ3000円ぐらいだし、騙されてみてもいいかなぁと思い参加してみました。
参加した翌日に5000円口座に入ってました。最初の1週間で18000円が口座に!!えっマジで?イイの?て感じでした^^そして今は一週間ではナ、ナント50000円〜70000円です! やっぱりお金はある方がイイですよね。
それに今の所、法に触れる事はないそうです。
気になる参加方法は以下の通りです。
■参加方法■
(1) まず、リスト3人の口座に1,000円ずつ振り込んでください。
3人の口座の部分を印刷していくと確実でしょう。
■送金先■
1.ぱるる(郵便局)  記号10290 番号16260161
2.ぱるる(郵便局)  記号10680 番号13112921
3.ぱるる(郵便局)  記号17450 番号39721711
※必ずATM(機械)で振り込んでください。
(1) 上の3人の口座に1,000円ずつ振り込んでください。振り込み手数料がかかりますが(1人分につき105〜400円程度)、ご自身の負担でお願いいたします。かならず振り込みを終えてから(2)以降をおこなうようにしてください。
(2) 次に、リストにある3人の口座のいちばん上の人(1)の人を削除します。そして、リストの最後にあなたの口座を書き加え、番号を上から順にずらしてつけなおします。こうして順番に上の人がぬけていきます。このしくみが「違法性がない」根拠になります。(郵便局でも銀行の口座でもかまいません)
(3) このメールのそのほかの部分はこのままで結構です。(編集してもかまいませんが、なるべく手をくわえないほうが無難です。)そしてインターネットの掲示板(どこでもかまいませんのでアドレスに できるだけ多く送ってください。アドレスを公開していない人も多いので、いかに効率よく、根気よくさがして送信するかがポイントだと思います。それが面倒であれば、オークションで売ってもいいですよね^^
(4) あとは、あなたがメールを送った相手から、現金が振り込まれてくるのを待つだけです。このちょっとだけ動いてあと待ってる時間がすっごく楽しいです! まるで釣りしてるみたいで....餌をつけて待ってるって感じで...

(中略)

■参考■(このゲームが『違法』ではないかと思われている方へ。)
私も参加するにあたって、非合法なゲームであれば当然犯罪になると懸念しました。そして、某弁護士と電子メール等でこの内容について相談させていただきました。その結果をまとめて報告しておきましょう。
無限連鎖講(通称:ねずみ講)について、条文によれば、「この法律において「無限連鎖講」とは、金品を出えんする加入者が無限に増加するものであるとして、先に加入した者が先順位者以下これに連鎖して段階的に二以上の倍率をもつて増加する後続の加入者がそれぞれの段階に応じた後順位者となり、順次先順位者が後順位者の出えんする金品から自己の出えんした金品の価額又は数量を上回る価額又は数量の金品を受領することを内容とする金品の配当組織をいう。」とあります。
要するに、後順位者が入ることにより先順位者が順次そのシステムの参加権利がなくなるというシステムです。よってその参加者が無限に増加しないので、このシステムだと『無限連鎖講の防止に関する法律』には触れないという事になります。
■関係記事・関連語意■
関連記事 <ある弁護士の意見>
「これはよく言われるネズミ講やマルチ商法とは法律上、異なります。会員をネズミ算式に拡大させることを条件とする無限連鎖講や連鎖販売取引と関連付けることはできません。順番に上位の人がぬけていき、会員が一定数保たれる仕組みになっていますので、違法性はないといえるでしょう。」
関連語意(1) <ねずみ‐こう【鼠講】>
会員を鼠算式に拡大させることを条件として、加入者にたいして加入金額以上の金銭その他の経済上の利益をあたえる一種の金融組織。投機性が強いので法律で禁止。連鎖配当組織。無限連鎖講。
関連語意(2) <マルチ‐しょうほう【マルチ商法】>
(multilevel marketing plan) 商品販売方法の一。物品販売業者とその商品を再販売する者が次々に他の者を再販売組織に加盟させて組織内での地位昇進から得られる利益を餌に商品の購入や取引料の支払の負担を約束させる形でする商品の販売取引。鼠講式販売法とも呼ばれ、投機性が強く弊害が大きいので法律で厳しく規制。連鎖販売取引。(広辞苑第四版より引用)

(引用は以上で終わり)


いやいやいやいやいや、一体全体、これの何処にネズミ講でない要素が存在するのか教えてもらいたいものです。あまりにも馬鹿らしいですが、一応この自称弁護士の「これはよく言われるネズミ講やマルチ商法とは法律上、異なります。会員をネズミ算式に拡大させることを条件とする無限連鎖講や連鎖販売取引と関連付けることはできません。順番に上位の人がぬけていき、会員が一定数保たれる仕組みになっていますので、違法性はないといえるでしょう。」という発言に反論してみたいと思います。

会員数が一定数に保たれる為には「新たに会員が一人入った時に、必ず一人が抜ける」或いは「会員が一人増えた時に必ずしも一人抜けなくとも、一定確率で複数人が抜ける」システムでなければなりません。

まず、このシステムでは新たに会員が増えた際、口座リストから一人を消去する事になっていますから、絶対に複数の会員が同時に減る事は無い訳です。という事で、これは「会員が一人増えた時に必ずしも一人抜けなくとも、一定確率で複数人が抜ける」というシステムではありません。

次に、口座リストから消去された人物は、他のリストに名前が残っている可能性があります。その場合、その人物は会員から外された訳ではありません。つまり、これは「新たに会員が一人入った時に、必ず一人が抜ける」システムでもありません。

以上より言えるのは、このシステムは会員が増える事は在っても減る事は絶対に無いという事です。要するに会員数は単調増加します。いや、つまりは何処をどう考えてもネズミ講って事ですが。

まぁ何にしろ、未だにネズミ講が残っているというのは引っ掛かる人が居るという事でも在ります。皆さん気を付けましょう。


今日今日のアクセス数/昨日昨日のアクセス数/累計累計のアクセス数
Read me! ページ最上段へ