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消費税の計算方法

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消費税の算出方法は6種類も有る。

同じ物を2つ買った時の支払い金額が奇数になって「あれ?」と思った事は無いでしょうか? これは消費税の所為ですが、これからそういう事は減るかも知れません。今回は非常に細かい話。

消費税が導入された事によって国内の商品の価格には1円未満の状態が発生する事になりました。現在では本来価格50円の物には2.5円の消費税が掛かりますね。当然「52円50銭払え」とは言えないので、0.5円という端数をどうにかする必要が出て来ます。

実は消費税3%時代には端数は切り捨てする事に決まっていました。ところが消費税が5%になってからは、端数をどのように処理するかは店側の自由となりました。実際、消費税による端数の処理は店によって「切り捨て・四捨五入・切り上げ」と分かれています。だから同じ本体価格50円でも、端数を切り捨てする店では52円、四捨五入・切り上げする店では53円となっています。1円の差ですね。

ちなみにスーパーでは切り捨て、コンビニでは四捨五入、デパートでは切り上げが多いようです。

話はこれで終わりません。2004年4月からは消費税の考え方が更に変更されているのです。それは「消費税率をいつ掛けるのか?」です。

複数の商品を購入する際、従来は本体価格の合計に消費税を掛けて計算していました。本体価格50円の物を2つ買うと、消費税は5円になりますね。合計105円です。ところが、今月からは一つ一つの商品の本体価格に対して消費税を掛ける事になったんです。そうなると端数切り捨ての店では本体価格50円の商品2つで52×2=104円、端数四捨五入・切り上げの店では53×2=106円となる訳です。

ところが消費税率をいつ掛けるかは2007年3月までは従来方式も認められているんです。なんと現在では端数の処理方法で3通り、消費税をいつ掛けるかで2通り、計6通りもの消費税の計算方法が混在している事になります。これは紛らわしい。

とは言っても、普通に買い物をしている範囲では、気にする程の金額差は発生しません。(10個の商品を買うと最大10円差になります。)本当に1円でも安い物を求める人は気を付けた方が良いと思いますが。あとは1個5円のチロルチョコを切り上げ方式の店では買わない事ですね。価格が20%も上がってしまいますから。

という訳で結論。

消費税の算出方法は2007年3月までは6種類も有って紛らわしい。


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