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守るべきネチケット

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佐世保市の小6女児同級生殺害事件を受けて、「もっと子供にネチケット(ネット上のマナー)を身に付けさせるべき」という意見が相次いでいる。全くの同感だ。

しかしその“ネチケット”として、「他人を中傷してはいけない」という事を第一に挙げる人が多い。僕はこれでは駄目だと思う。勿論、「他人を中傷してはいけない」というのは正論だ。しかし、2ちゃんねるを見ていれば分かるように、大人だってそんなルールは守れていない。それを子供が守れる訳が無い。

もう一つの問題は、「他人を中傷してはいけない」というのは加害者側を矯正する手法であり、被害者側が自衛する手法ではない、という事だ。これでは善良なネット利用者は傍観しているしかない。

『中傷』というのは辞書で調べると「根拠のない悪口を言い、他人の名誉を傷つけること」という意味である。この「根拠のない」という部分がポイントで、だからこそ中傷に対して反応する必要は全く無いのである。所謂、「煽りは無視しろ」というヤツだ。

「中傷は気にするな」というのは、善良なネット利用者が講じられる、唯一の自衛策だと思う。

「他人を中傷してはいけない」というのはネットに限らず、日常生活上でも浸透している考え方である。しかしそれは事実上は守られていない。となれば、これから急に守られるようになる可能性は低いだろう。一方で、「中傷は気にするな」というのは既に一部のネット利用者の間では“常識”であるが、全体から見ればまだまだ浸透しているとは言い難い。特に低年齢の世代に伝わっているとは思えない。これから“ネチケット”として広めるならば、後者の方を勧めた方が良いと思う。

以上よりイイタイコト。

「他人を中傷してはいけない」は守られない。「中傷は気にするな」が唯一の自衛手段だ。煽りは無視しよう。


ちなみにこのサイトでは、誹謗・中傷も(僕に対しては)OKなのだが、そういう書き込みはまだ無いなぁ。


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