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女性が絶叫マシーンを好む理由

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女性が絶叫マシーンを好むのは何故だろうか?

僕はジェットコースターが苦手だ。左右に傾く分には全く何とも無いのだが、高速で落下する時の“反重力感”が堪らなく気持ち悪い。だから東京ディズニーランドで言えば、ビッグサンダーマウンテンは平気だが、スペースマウンテンやスプラッシュマウンテンは駄目だ。1日でスペースマウンテンに2回乗った時は、本当に気絶するかと思った。

まぁ僕は極端としても、一般的に言って、絶叫マシーンは男性よりも女性が好む物だと思う。絶叫マシーンに乗ると、女性は「キャーキャー」言う割に、とても楽しそうだ。

そもそも絶叫マシーンの魅力とは何か。それは絶叫マシーンが生み出す恐怖そのものだ、という説が有る。

人間は様々な状況で恐怖を感じるが、常に共通しているのは緊張と興奮を伴う、という点である。怪談話を聞いた時とか、断崖絶壁に立った時とか、うっかりして事故に遭いそうになった瞬間とか、そういう恐怖しそうな場面を考えてみると、確かに緊張と興奮が恐怖とセットになっている事が分かる。

しかし同時に、恐怖は不快感も持っている。誰だって怖いのは嫌な筈だ。基本的に恐怖という感情が嫌われるのは、不快感を伴うからだ。

恐怖は、緊張と興奮と不快感から構成されている。

しかし実は、“不快感の無い恐怖”というのが存在する。それが絶叫マシーンの恐怖だ。

不快感を除去する為には、

という、2つの条件を満たしていれば良い。

絶叫マシーンは、ただ座っていれば数分で恐怖が終了する。つまり誰でも「現在の恐怖がいつ終わるかを知っている」事になる。
また、絶叫マシーンに拠る恐怖は、わざわざ乗らなければ感じずに済む。やはり誰でもが「同種の恐怖の回避方法を知っている」事になる。
つまり絶叫マシーンは、上記の2つの条件を満たしていると言えるのである。

以上より結論。

絶叫マシーンが演出する恐怖は、不快感が除去され、緊張と興奮のみで構成されている。だから絶叫マシーンは、怖いのに楽しい。


絶叫マシーンは不快感の無い、緊張と興奮だけを伴う恐怖を演出する。だから面白い。しかし全般的には絶叫マシーンは男性よりも女性に好まれている。これは何故だろうか。

一般的に言って、男性は女性よりも緊張に弱い。これは昔、男性の方が危険の多い環境で過ごす事が多かった為だと考えられる。NHKのテレビ番組の調査で、初対面の相手に遭遇した時にどのような反応を示すか、という実験が行われた事が有るが、男性は脳波が乱れ易く、発汗が多かったのに対し、女性は脳波・発汗に変化が少なく、しかも冷静に相手を観察する事が出来た、という結果が出た。

男性は緊張状態に置かれると動揺してしまうが、女性は寧ろ逆にリラックスして状況を把握出来る。だから絶叫マシーンの生み出す緊張状態は、男性は脳波の乱れによりストレスを感じてしまうが、女性はリラックス出来るので恐怖の中の興奮の感情のみを味わう事が出来るので有る。

以上より結論。

男性は緊張状態に弱いので絶叫マシーンが楽しめない。女性はリラックスして絶叫マシーンを楽しんでいる。


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