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死亡率の増加

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日本人は死から遠ざかっていない。

先日、日本人の平均寿命が男女とも過去最高を記録したというニュースが有った。日本人女性の平均寿命の長さは、世界でもぶっちぎりの第1位であり、「日本は長寿大国である」と言う事に疑問を呈する人はいないだろう。

ちなみに比較の仕方にもよるが、日本人男性の平均寿命は世界第3位である。頑張れ、日本男児!

ところで“平均寿命が延びる”事と“死なない”という事とは、必ずしも一致しない。死亡率は既に悪化しているのである。

人口10万人当たりの内、1年間に死亡する人数を死亡率というが、この死亡率は昭和60年辺りから悪化の一途を辿っている。昭和60年には625.5人だった死亡率が、平成15年には804.7人にまで悪化した。

この数値は昭和30年の776.8人という数値すら超える。少々短絡的な言い方だが、現在の日本人は、カラーテレビ放送が始まった時代(昭和35年)以前よりも、死に易い世の中を生き抜いている事になる。

以上より結論。

日本人の寿命は延びているが、死亡率も同様に延びている。


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