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ニュースサイトのオリジナリティ

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目立ったオリジナリティが無いニュースサイトでも無意味ではない。

ネタ元は忘れてしまったが、以前に何処かで「最近はオリジナリティの無いニュースサイトが多過ぎる。無意味だ」という趣旨のテキストを読んだ。「他のサイトで扱っている記事ばかりを羅列しているニュースサイトに価値は無い」というのだ。

確かに現在のネットには、個人ニュースサイトが溢れ返っている。中には「そのニュースサイトでしか取り扱っていない記事」が全く無いニュースサイトも、数多く存在している事だろう。しかしだからと言って、そのようなニュースサイトに価値が無い訳ではないと思う。

例えば『カトゆー家断絶』は、1日3万ヒット以上の超大手ニュースサイトだ。人気の理由の一つには、「膨大な数の記事を1日2回のペースで紹介する」というオリジナリティが有る事が挙げられるだろう。

しかし『カトゆー家断絶』の、あの膨大な量の記事を全て読んでいる人は、一体どれくらい居るだろうか? 定期的読者数を3万人と仮定すると、恐らく1000人は超えないだろう。殆どの読者は見出しだけを眺め、気になった記事だけリンク先に飛ぶようにしているに違いない。僕もそのような一人である。

これは『カトゆー家断絶』に限った話ではない。『カトゆー家断絶』ほど多くの記事を扱っていなくても、そのニュースサイトのリンク全てに目を通す読者は少ない筈だ。

一方で、複数のニュースサイトをチェックしている人は多いと思う。僕は5〜10箇所くらいのニュースサイトを巡回している。それで気付くのだが、例えば或るニュースサイトでリンクを貼られたAという記事が有って、その時は見出しを見ても興味が湧かなかったのでリンク先には飛ばなかったが、別のニュースサイトでも同じAという記事が取り上げられていたりして、その時には「ほう、両方のニュースサイトの管理人さんが注目している記事なのか。じゃあちょっと読んでみようか」と思ってリンク先に飛ぶ事が、しばしば有る。で、その記事が割と面白かったり興味深かったりするのだ。

一種の数の魔力だが、こうした面は多くの人が持っているのではないか。だから他のニュースサイトで扱っている記事を扱う事は決して無意味ではないし、従って「そのニュースサイトでしか取り扱っていない記事」が全く無いニュースサイトにも充分な価値が発生すると思うのである。

以上より結論。

オリジナリティが無いニュースサイトにも意味が有る。「多くのニュースサイト管理人が注目している」という情報に価値が生じるからだ。


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