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13日は金曜日になり易い

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13日は最も金曜日になり易い。

『中学への算数』(2005年6月号)を読んでいたら、面白い記事を見付けた。

現在のグレゴリオ暦の周期は、閏年を考えると400年である。閏年は4の倍数の年になるが、100の倍数の年は例外で閏年にならない。しかし400の倍数の年はさらに例外で、閏年になる。それ以上はない。

正確には1年(1太陽年)は365.2422日で、400年周期の閏年を考慮しても3000年に1日程度ずれてしまうのだが、その時はその時だ。3000の倍数で閏年になるとかならないとかいう話は聞いた事が無いので、まだ決定していないのだろう。グレゴリオ暦が採用されてから420年程度なので、1日分ずれるのは今から2600年も先の話だ。

さて、400年というのは、365×400+400÷4−400÷100+400÷400=146097日で、これを7で割ると丁度20871で割り切れる。つまり400年は20871週間ぴったりなのだ。これは例えば今日が2005年6月16日で木曜日だから、400年後の2405年6月16日も同じ木曜日だという事を表している。

これを元に考えると、特定の連続した400年間だけを抽出して調べる事で、各月13日が何曜日になるかの確率を算出する事が可能となる。で、実際に調べると、各月13日に何曜日になるかの分布は以下のようになる。

以上の数値を全て足すと確かに4800――400年×12ヶ月となっている。13日の金曜日になる確率は単純に7分の1――約14.29%のように思えるが、実際には約14.33%であり7分の1よりも僅かに高い事が分かる。

以上より結論。

13日は最も金曜日になり易い。

――という日記を13日の金曜日に書きたかったのだが、次の13日の金曜日って2006年1月なんだよね……。


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