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ルイス・キャロル

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タイトル 出版社 初版日 勝手な採点 通販
不思議の国のアリス 新潮文庫 1994年02月25日 ★★☆ 購入
鏡の国のアリス 1994年10月01日 ★☆ 購入

不思議の国のアリス

一言

古典的名作だが、実は知らない事だらけ。

目次

ウサギ穴をおりると
涙の池
堂々めぐりと長い尾話
ビルのおつかい
イモムシの入れ知恵
ブタとコショウ
め茶く茶会
女王さまのクロケー場
ウミガメモドキの物語
10 イセエビのダンス
11 だれがパイをとった?
12 アリスの証言

梗概

ある昼下がりのこと、チョッキを着た白ウサギを追いかけて大きな穴にとびこむとそこには……。アリスがたどる奇妙で不思議な冒険の物語は、作者キャロルが幼い三姉妹と出かけたピクニックで、次女のアリス・リデルにせがまれて即興的に作ったお話でした。1865年にイギリスで刊行されて以来、世界中で親しまれている傑作ファンタジーを金子國義のカラー挿画でお届けするオリジナル版。   ――裏表紙より

感想

誰もが知っている名作。なのに読んだ事が無いという人は割と多いのではないか。
論理性の破綻した世界観にも関わらず、妙に論理的な言い回しをト書きで扱うのがミスマッチながら面白い。星新一の『ブランコのむこうで』と同じような印象を受けた。(勿論、書かれたのは『不思議の国のアリス』の方が遥かに早いのだが。)
僕は読むまで、あの有名な裁判シーンを中心に物語が展開されるのだと思っていたのだが、実はあれは本当に最後のエピソードだった事を初めて知った。名作は読んでいなくても粗筋を知っているだけに、変な誤解をしている可能性も有るようだ。


鏡の国のアリス

一言

前作よりもファンタジー性が弱い。

目次

鏡の家
生きている花の園
鏡の国の昆虫たち
ソックリダムとソックリディー
羊毛と水
ハンプティ・ダンプティ
ライオンと一角獣
「わしの発明だ」
女王アリス
10 ゆすぶって
11 目ざめて
12 夢みたのはどっち?

梗概

煖炉の上の鏡をくぐりぬけ、アリスはまた奇妙な冒険に飛びこんだ。おしゃべりをする花たち、編物をするヒツジ、ハンプティ・ダンプティ、ユニコーン、赤の女王etc. 鏡の国をさまよっていると、つぎつぎに不思議な住人たちがあらわれて、気がつくとアリス自身も女王さまに――。チェスのゲームを物語に織りこんだ夢とユーモアあふれるファンタジーを金子國義のオリジナル挿画で贈る。   ――裏表紙より

感想

『不思議の国のアリス』の続編であるが、あまり雰囲気が続編らしくない。同一の世界を用いながら、世界観をガラリと変えてしまった感じで、個人的には好感が持てなかった。ファンタジー性も薄れているように感じる。
チェスがモチーフになっているという事だが、言われなければ絶対に気付かれないレベルである。作者のルイス・キャロルが自分で言明したのだと思うが、そうでないとしたら発見した人は偉大だろう。


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