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アガサ・クリスティ

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タイトル 出版社 初版日 勝手な採点 通販
そして誰もいなくなった ハヤカワ文庫 2003年10月15日 ★★★★ 購入
ABC殺人事件 創元推理文庫 2003年11月07日 ★★★☆ 購入

そして誰もいなくなった

一言

古典的名作の名に偽り無し。

目次

第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
第九章
第十章
第十一章
第十二章
第十三章
第十四章
第十五章
第十六章
エピローグ

梗概

さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。しかし、肝心の招待主は姿を見せず、客たちが立派な食卓についたとき、どこからともなく客たちの過去の犯罪を告発してゆく声が響いてきた。そして童謡のとおりに、一人また一人と……ミステリの女王の最高傑作!   ――裏表紙より

感想

海外作品であるにも関わらず、読み易さは驚異的。原文が巧いのか、翻訳が巧いのかは分からないが。ただ各登場人物達の描き分けが巧みである事は間違い無いと思う。
綾辻行人の『十角館の殺人』など、後世に残した影響が多大だと言われている本作だが、それだけの力を持っている事は一読すれば分かるし、もっと以前に読んでいれば良かったと思う。
ミステリの古典的名作と呼ぶに相応しい出来。作中には現代的とさえ言える仕掛けも施されている事だし。


ABC殺人事件

一言

プロファイリングが興味深い。

目次

まえがき
手紙
【この章はヘイスティングズ大尉の手記ではない】
アンドーヴァー
アッシャー夫人
メアリー・ドラヴァー
犯行現場
パートリッジ氏とリデル氏
第二の手紙
ベクスヒル=オン=ザ=シーの殺人
10 バーナード一家
11 ミーガン・バーナード
12 ドナルド・フレーザー
13 作戦会議
14 第三の手紙
15 カーマイクル・クラーク卿
16 【この章はヘイスティングズ大尉の手記ではない】
17 時を稼ぐ
18 ポワロ、一席ぶつ
19 スウェーデン経由で
20 レイディー・クラーク
21 殺人者の人相
22 【この章はヘイスティングズ大尉の手記ではない】
23 ドンカスター、九月十一日
24 【この章はヘイスティングズ大尉の手記ではない】
25 【この章はヘイスティングズ大尉の手記ではない】
26 【この章はヘイスティングズ大尉の手記ではない】
27 ドンガスターの殺人
28 【この章はヘイスティングズ大尉の手記ではない】
29 ロンドン警視庁にて
30 【この章はヘイスティングズ大尉の手記ではない】
31 エルキュール・ポワロ、質問をする
32 そして狐をつかまえて
33 アレグザンダー・ボナパート・カスト
34 ポワロ、謎解きをする
35 フィナーレ

梗概

名探偵エルキュール・ポワロの許に、ABCと名乗る奇妙な犯人から殺人を予告する挑戦状が届けられる。やがてその予告どおり、頭文字にAのつく人物がAのつく場所で、つづいてBのつく人物がBのつく場所で殺害される。いずれの場合にも、被害者の傍らには「ABC鉄道案内」が置いてあった! はたして犯人の目的は何なのか? そして、その正体は!? クリスティ中期の代表作。   ――裏表紙より

感想

極めて綿密に設計されたミステリーである。書かれた時代が古いにも関わらず、現代バリのプロファイリングをするのには驚嘆した。登場人物たちの描き分けも極めて巧い。
物語後半の真相を語る場面が冗長気味になってしまったのが残念だ。


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