タイトル | 出版社 | 初版日 | 勝手な採点 | 通販 |
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機動警察パトレイバー 風速40メートル | 富士見ファンタジア文庫 | 1990年10月20日 | ★★★ | 購入 |
アクションから脱却しようとしつつも、その呪縛から逃れられないのは皮肉か。
FILE1 アクセス FILE2 風速40メートル
警視庁特車2課に研修にきていた香貫花クランシーの帰国する日が近づいた。香貫花は置き土産として野明にある“指令”を託す。その“指令”をめぐって野明の心におこる小さな波紋を描いたオリジナル短編“アクセス”。
天才科学者が死ぬまぎわに仕掛けた巨大な犯罪を防ごうとする特車2課の活躍を描く劇場版のノベライズ中編“風速40メートル”。
TV、映画、ビデオでおなじみのアニメ「機動警察パトレイバー」を、その生みの親の1人である脚本家・伊藤和典が小説化。「月刊ドラゴンマガジン」に連載され、大好評を博した2編を収録。 ――表紙裏より
SF色が強い設定ながら論理的なストーリー展開をするのは流石にパトレイバーらしいと言える。
しかし終盤は普通のロボットアクションになってしまっただけの感が強く、パトレイバーそのものが持つ矛盾性を垣間見た気もする。