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久美沙織

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タイトル 出版社 初版日 勝手な採点 通販
ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説 上巻 遙かなるイデーン エニックス文庫 1992年03月19日 ★★★★ 購入
ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説 中巻 運命の翼ラーミア 購入
ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説 下巻 魔の山オーブ 購入
ドラゴンクエストX 1巻 少年 1994年10月19日 ★★★★ 購入
ドラゴンクエストX 2巻 魔物使い 購入
ドラゴンクエストX 3巻 父 購入

ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説

一言

重厚長大なライトノベル。

目次

序章
第一章 収穫祭
第二章 高き血の五大家
第三章 翼あるもの
第四章 追放されし者
第五章 魔の山
第六章 崩壊
終章

梗概

ロト伝説に遥か先立つ遠きいにしえの時代。ルビスはこの時、まだ、神ではなかった……。天と地の間に存在する精霊や妖精たちの国イデーン。いまこの世界で大きな伝説の環が閉じようとしていた。
ファミコンRPG最高峰「ドラゴンクエスト」の広大な世界を語る、外伝小説序章
   ――上巻表紙裏より

幻想の地イデーンの運命をのせてラーミアは羽ばたく。七つめのオーブ、ブラックオーブとは、どこにあり、なにをするものなのであろうか?
ディアルトは七つのオーブを求め、魔の山へと向かった。イデーン崩壊の前兆は、もはや人々の感じるところとなっていた……。
待望のドラゴンクエスト外伝小説、第二巻。
   ――中巻表紙裏より

魔峰オーブの爆発、それは様々な方向へと暗闘の渦を広げていった。果たして、イデーンの崩壊は誰にも止めることはできないのであろうか?
ラーミア、オーブ、ロト伝説における大きな謎に迫る! 語り継がれてきた伝説の書、最終章。
   ――下巻表紙裏より

感想

ゲーム『ドラゴンクエストV』で神として語られる精霊ルビスが普通の少女だった時の物語。これが圧倒的なスケールと3分冊というボリュームで語られる。ライトノベルとしては重厚過ぎる感も在るが、作者の筆力はかなりの物。ルビスの激しいまでの心理描写等、特筆すべきシーンは多い。ゲームをプレイした事のある人は外伝を見るつもりで読むと良いだろう。
子供過ぎるキャラクターを生かすのも非常に巧い。


ドラゴンクエストX

一言

原作に忠実ながらも、さらに感動は高まっている。

目次

目覚め
サンタローズ
いにしえの城
妖精の村
消えた王子
望まれしもの
騎士の誕生
出会い
怪物
堕ちた神
二つの指輪
遥かなる故郷
王の血
天空の血
石の遍歴
継ぐものたち
水の中の城へ
竜の復活
セントベレス山の戦い
影を征つ

梗概

ぼくは、お父さんみたいな立派な人間になるんだ……少年リュカは、幼心にそう強く決心していた。父パパスと共に帰ってきた故郷サンタローズには、懐かしい人々がいた。胸躍る再会の喜びも束の間、少年は、再び父と冒険の一歩を踏み出していく。
ゲーム「ドラゴンクエストX」を完全ノベライズ。幼年時代の大いなる旅立ちを描く第1巻、待望の文庫化!
   ――1巻表紙裏より

あれから10年。過酷な日々に耐え、リュカは青年へと成長していた。共に苦しみをわかち合ったヘンリーと旅を続けるうち、リュカは魔物使いとしての力に目覚めていく――。新たな仲間との出会い。そして別れ。勇者を求めて、新大陸へと旅は続く。
青年時代のリュカが、真実の愛を得るまでを描く第2巻、堂々の文庫化。ゲーム「ドラクエX」の感動を再び!
   ――2巻表紙裏より

グランバニアはふたつの喜びに沸き立っていた。ひとつは王の血をひくリュカの即位に。もうひとつは双子の誕生に。だがリュカとその妻ビアンカには過酷な試練が待ち受けていた。――8年ののち。成長した我が子と共に、愛する妻を、そして母を取り戻すために、リュカは再び戦いへ身を投じてゆく。邪悪な者たちの陰謀に挑む激闘の最終巻! ゲーム「ドラゴンクエストX」文庫化完結編。   ――3巻表紙裏より

感想

部分的には子供っぽい幼稚な箇所も在るが、基本的には一般向けの内容。言葉遣いは寧ろ大人向けとさえ言える。見た目に騙されてはいけない。
一部大幅に説明を省略している部分も在るが、全く無視されているという事は無く、原作の内容を忠実に守っている。さらに幾つかのエピソードが加筆されており、これが作品を感動的に仕上げている。スライムナイトの生まれる様子を記した「騎士の誕生」やグランバニア城での攻防を詳細に描いた「王の血」といった章は実に効果的だ。この辺りは1人称を貫くゲームのドラクエでは絶対に表現できない処だろう。


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