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島田荘司

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タイトル 出版社 初版日 勝手な採点 通販
占星術殺人事件 講談社文庫 1987年07月15日 ★★★★ 購入

占星術殺人事件

一言

過去の事件を様々な角度から検証するという手法に未来を感じる。

目次

占星術殺人事件

梗概

怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。その内容は、六人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、というもの。
画家は密室で殺された。そして一ヶ月後には、六人の若い女性が行方不明!
奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた、衝撃的傑作。
   ――裏表紙より

感想

所々で細かい綻びが見え隠れするものの、非常に良く練られた構成には脱帽。既存の名探偵像を覆す主人公設定は善し悪しだが、まぁ悪くはない。
何と言っても40年前の殺人事件を解き明かす為の紆余曲折有る展開は飽きさせない。昭和初期だからこそ成立した殺人事件、というポイントも見逃せない。これからの推理小説は、この時代を舞台とした作品が増えるのではないか?
とにかく会話や手記で物語を進めて行く手法は、ともすれば軽薄な文章になりがちだが、この作品ではそれが見られなかったのも良い。


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