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土屋賢二

HOBBY MAIN

タイトル 出版社 初版日 勝手な採点 通販
ツチヤの軽はずみ 文春文庫 2001年10月10日 ★★☆ 購入
ソクラテスの口説き方 2003年12月10日 ★★★ 購入

ツチヤの軽はずみ

一言

自分に似ているからこその低評価。

目次

熟慮は疲れる
老化の喜び
正月の浄化作用
紙面の都合・わたしの都合
涙の試験監督@
涙の試験監督A
何を失ったのか
速いのがいい
くりかえしは効く
才能は早く摘み取れ@
才能は早く摘み取れA
若者よ、聞きなさい
首がまわらない
革命的超整理法@
革命的超整理法A
老犬芸をおぼえず
人体の驚異
音楽史の概要
死を思え
才能のもてあまし方
豆大福の教訓
入場無料の腕前
危険な男@
危険な男A
筋金入りの国際派
酷暑の中の授業
女の論証テクニック@
女の論証テクニックA
心休まる食事
原稿ができるまで@
原稿ができるまでA
環境が悪い
「ま、いいか」の論理
布切れ一枚の効果
美女と料理と音楽と
地図と迷子の関係
解散の法則
顔写真の謎@
顔写真の謎A
こんな本を読んできた
若者の座り方
寡黙な哲学者
信頼できないパソコン
なぜ占ってもらうのか
特別な存在
だれも分かってくれない
近況報告のいろいろ
何が一番重要か
大決心
英単語記憶法@
英単語記憶法A
危険の計算
北極グマを見ろ
一貫しない動物
高熱に苦しんだ日々
どこまで勝手なのか
書き直せ

梗概

この男の人間関係は職場でも家庭でもなぜこじれてしまうのか? こんなヒネクレた男が大学教授になったのは何かの間違いではないか? こじれた人間関係と身にふりかかる不幸に苦悩する“笑う哲学者”プロフェッサー土屋が苦しまぎれに説く深遠な人生哲学(?)満載の「週刊文春」連載エッセイ文庫化第一弾。   ――裏表紙より

感想

前半は「なんだかワンパターンなユーモアセンスだなぁ。哲学科教授の割には中身も無いし」と思っていたが、後半になると少し興味深い記述が増える。書き手である作者の技量が上がったのか、読み手である僕の感覚が麻痺したのか、どちらなのかは判定不能である。
しばしばエッセイ内で奥さんを貶めているが、夫婦仲が心配になる。こんな事では動じない、という事なのか。そうなると紙面で堂々とラブラブっぷりを公開している事になる。何という事だ。
多分この作者の感覚は僕に似ている。だからワンパターンに感じたのだろう。同属嫌悪か。何となく変な気分だ。


ソクラテスの口説き方

一言

相変わらずの語り口には安心感を覚える。

目次

女の論法の研究
人類の不幸
もしも桃太郎だったら
訴えてやるっ
欲望を軽蔑せよ
男らしさの見せつけ方
またボートを漕いだ
美意識の鍛え方
子犬と失楽園
老人が優位に立つためには
老人優位の文化
首の重要性
ジャズにおける分類法
助手から申し上げます
プロ野球には失望した
みんな専門家
謙虚な哲学者
哲学者の虚像と実像
不合理な感情
日本の歌の危機
免許証の写真
武術の達人への道@
武術の達人への道A
私の二〇〇〇年問題
泣くな
新提言 定数削減
八十円のプレゼント@
八十円のプレゼントA
神の性質
命令に従わせる方法
『棚から哲学』の価値
哲学の悲しい本質
入試監督の平凡な経験
血圧測定は人を変える
検査で人が変わった
好まれる中年男
レポートのいろいろ
掃除と成長
掃除と想像
軽蔑の効果
ピアノと中年男
なぜ結婚すべきか
酒飲みは不可解だ
何が自分の望みか
慰め方のいろいろ@
慰め方のいろいろA
落選して
命がけの原稿
人生は無意味か
小太りの老人
補償の本能
妻のために死ねるか
ソクラテスの口説き方
っていうかぁ
無欲な人々@
無欲な人々A
メダル争いに勝つ方法

梗概

「なぜ結婚すべきか」「好まれる中年男」「命令に従わせる方法」「妻のために死ねるか」など、人生におけるさまざまな難問をあらゆる角度から笑い飛ばし、読めば読むほどなぜか戦意喪失させるツチヤ教授の爆笑エッセイ。笑いが止まらなくなり、気分が悪くなる恐れがあります。自費で購入し、ご自宅でゆっくりとお読みください。   ――裏表紙より

感想

相変わらず独特のユーモアセンスで語るエッセイ集。今作は前半で面白い物が多い。逆に後半は息切れ気味な感じがした。実際はもっと長期の連載をしているのだから、そんな事は無いハズなのだが。
作者の人物像については、もう充分過ぎる程に分かった。その周りの人達の事も充分に分かった。それで改めて思うのだが、作中に出て来る助手は実際の人物なのだろうか? 怪しい気がする。そうやって疑っていくと、奥さんの存在も怪しい気がしてくる。そもそも作者の存在自体が……。


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